読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Stayin' Alive

はるるんが140文字じゃ書ききれない気持ち

ヌンチャクと私、1

私はブルースリーが好きだ。

彼の生き様が、とか格闘家としての彼が‥とかかっこいい理由でなく「体」が好きだ。

小柄なのにめっちゃ強そうに見える。

暑苦しくなく無駄がない芸術的な筋肉。

マッチョじゃなく細マッチョなわけでなく。

分かる人には分かるよねぇ。

そしてヌンチャク!あれが操れたらカッコええ!!

 

私のヌンチャクへの思いは熱かった。

当時の私は中学生で金もなく、ヌンチャクを手に入れる方法も分からなかった。

しいていえば、ジャンプの裏表紙に掲載されてる謎の通販くらいだった。

いや、しかし、金がない。

ふと思いついたのが「自作」である。

材料として思いついたのは「マーブルチョコ」の空き容器だった。

筒型で手のひらくらいの大きさのやつ。

あれに穴を開けて紐を通し、中で玉結びをするのいう原始的なもの作成した。

いくら原始的とはいえ、1つ100円はするマーブルチョコレートを2本も買うのだ。

なかなかセレブなヌンチャクだった。

 

早速、使ってみる。

初ヌンチャクである。

ブルースリーよろしく超スローリーに見よう見まねで振り回してみる。

おおお、いい感じだ!

しかし悲しいかな、本体の軽さのため、全く破壊力のカケラもなくしかも当たると跳ね返り何とも情けない。かっこ悪い。

そして原始的な作りゆえ10回ほどの使用でスポン!と紐が筒からすっぽ抜けて飛んで行ってしまったのである。

うーん、仕方ない‥‥敗北であった。

 

それから半年ほどのちに、私の事を好きだという奇特な男子A君が現れた。

彼は学校内で「ハイル!ヒットラー!」などと言い出すデンジャラスな男子で、できる限り近づきたくなかった。

そしてなぜか私のヌンチャク好きだということを知っていた。個人情報ダダ漏れである。

そして家族で行った旅行の土産に、ヌンチャクをくれのだ。

それは円筒形で青い布に綿が詰められた物が白い紐で繋がっている物だった。

そのヌンチャクには、昭和的な二頭身のかわいいキャラがふたりと「桜島」とファンシーな丸文字がでっかく書いてあった。

彼は桜島に行ったのであろう。

昭和の土産屋にありがちな木刀や小刀、忍者グッズとともに売られていたに違いない。

まあ、いい。貰えるものはありがたくもらっておいた。

 

さて、ファンシーヌンチャク。

家に帰り早速振り回してみる。

こ、これは‥!!!まずたいしたことじゃ壊れそうにない!そして何より痛くない!

首にあたろうと脇にあたろうとダメージはない。こちらも破壊力のカケラもなくかっこいいとはまったく無縁の代物だが、練習用にピッタリやん!

コーフンしてなんだかよくわからんめちゃくちゃの型のヌンチャク技を練習して、悦にひたった‥両手でヌンチャクを持つキメ顔もやってみた。

痛い、痛すぎる‥‥

しかしお手本もなく延々とむちゃくちゃな型で振り回す単純さ。戦う相手もいない‥

そして飽きっぽい性格がゆえ、いつの間にかヌンチャクブームは去ってしまったのである‥

 

A君の補足

あまりにもデンジャラスな思考をもつA君は、その後も何かと物をくれたけど距離が縮まるのを恐れ私は「個人情報ダダ漏れ」を利用し「私はB君とつきあっている」という噂を流してもらった。

しばらくして友達づてにA君から手紙をもらったのである。文面は‥

「Bは変態だから気をつけた方がいい」との忠告文であった。

鉤十字の腕章をつけてるデンジャラスな彼と、変態と周りに認められるほどの変態である彼。

 

変態の方がマシな気がするのは私だけでしょうか‥?

 

長くなるので続きはまたいつか。

 

 

無題

15才。

彼女は毎日ぼんやり生きていた。

夢中になれることもなく、一生懸命にうちこむこともなく。

くだらない遊びをしてヘラヘラして楽しかったことにしていた。

 

真夜中、住んでるビルの屋上で吸いたくもないタバコを吸った。

「ここではないどこかに行きたい」

 

父親と母親、母親の彼氏、学校、全部から逃げたかった。

いつも現実逃避をしていた。

 

目を下にやると行き交う車のテールランプ。

赤くてきれいだな。

冷たい風が煙と灰を吹き飛ばしていった。

 

彼女には親友がいた。真奈美ちゃん。

いつもつるんでいた。

 

そして家に入り浸っていた。

真奈美ちゃんのお母さんは嫌な顔もせずに「ご飯食べていく?」

泊まった日には仕事に行く前に、お弁当を作ってくれていた。

 

彼女は真奈美ちゃんのお母さんの事が、自分の母親よりも大好きだった。

もうこの世にはいないけど。

 

ある日、真奈美ちゃんから「妊娠した」と告げられた。

相手は以前、一度だけ会った男の人だった。

ナンパされた相手。

どうしてそんな事するの?

まだ15才、産めるわけがない。

もうつわりが始まっていた。

 

彼女はほんの少しお小遣いをカンパをして病院をあちこち探し回った。

保険がきかないから、親にバレない、という噂を聞いていた。

でもなるべく遠い所の病院に電話をして予約をした。

真奈美ちゃんはお姉ちゃんからお金を出してもらって中絶した。

 

当日、彼女は自分の事でないのに悲しくて仕方なかった。

その日はちょうどテストで、真奈美ちゃんよりもテストをとってしまったことを申し訳ないと思って泣いた。

「気にしないで、大丈夫だから」

 

真奈美ちゃんは平気そうにしていた。

「運が悪かっただけだよ」

いつもと変わらない笑顔。

 

いつも彼女は現実逃避していた。

どうしようもない現実、もって行きようのない感情。

どうかして空虚な毎日を埋めようと一生懸命だったかもしれない。

バカな子供なりに。

 

2人はよく放課後、校庭の野球部のネットによりかかかりながら

 

「ここじゃないどこかに行きたいね」

「誰も私らの事を知らないところに」

 

白い息をはきなから話していた。

お揃いで買った手袋をして。

 

冬の空は高くて透き通っていた。

 

そしてどこにも行かないまま卒業した。

 

 

 

 

ラブホ2

ラブホ1の続き

高校1年の頃友達5人で、ラブホに泊まろうというくだらん作戦をたてた決行当日

 

お泊まりセット持参で放課後に例のラブホにやって来た。だいたいこういう時ってビビリがいて、入り口でまごまごしだす。なんとか説得してシャッターの開いてる部屋にダッシュ。

ちゃんと下調べをしたおかげでシャッターをしめるボタンを押した。

しばらくすると小さい小窓が開いて「休憩ですか?泊まりですか?」とおばちゃんに聞かれる。もちろん小窓からはお互い顔は見えないようになっている。

全員でなるべく静かに!静かに!とお互い顔を見渡すとみんな吹き出しそうになってる。笑っちゃいけない時ほど笑いたいもんだ。

手慣れたA子が「泊まりで」と答えると小窓から鍵を受け取った。

少し薄暗い階段を登ると小さいドアがあり、鍵をわくわく開けてみた‥

赤い、いや紅い、といった印象。

天井も壁も絨毯もソファーも赤い。パキッとした明るい赤じゃなく、暗い赤。

静脈に流れてそうな血液の赤。すごい表現だな。

もちろんゴージャスさはなく、一生懸命ゴージャスにしてみたけど安っぽくなってしまったような内装。

で、早速探検。

お風呂、やっぱ赤い壁。浴槽は横長く首まで浸かれないタイプ。

どっかでみた事ありげな金色の椅子もある、小さい真っ黒の窓が一応ある。紐を引っ張って開けて見ると一気に現実の世界が見える。お日様カンカン。すぐ近くの通路には草が生えてるし。

トイレは普通の洋式。便座の蓋を開けると「掃除したよ!」という目印の紙がはさんであり、トレペも三角におってあった。まあ、普通。

部屋は八畳くらい?もっと広い?

赤いソファーはもちろん2人がけ。ガラスのテーブルをはさんで正面に大きめのテレビがある。その横は値段、時間、飲み物なんかのメニュー、貸し出しの品物のメニュー表。

ベッドはキングサイズとまでいかないかな。ぱりっと糊がきいてる白いシーツで枕が2つ。

怪しげな鏡が鏡が壁一面に貼ってある。

枕元には照明を微妙に調節できるつまみやスイッチ。有線のリモコン。そしてティシュとコンドーム。

みんなして「おお!これが噂の‥!!!」もちろん開封してみたけど、感想としては「気持ち悪い」ただそれだけだった。

 

さて、ここに来て外せないイベントとして「エロビデオ鑑賞」ってのがあった。

テレビをつけると、とにかくAVだらけ。最初はみんなで騒ぎながら見てたけど段々飽きてきた。だって延々とやってるんだもん。つーかそれしかない。

クラスの男子が「モザイクは目を細めて見るとちゃんと見えるらしい」と言ってたことを思い出してみんなでやってみたけど、とくに何も変わらなかった。

ふとチャンネルを変えるとドラマ仕立てのやつが始まった。これはおもしろそうだ!

いや、しかしいくらドラマ仕立てとはいえメインはエロにしなきゃいけないんでストーリーはツッコミどころ満載。無理やり感が満載。

どうも兄弟で1人の女を取り合うストーリーのようだ。なぜそうなる!?なぜここで踊り出す?!なぜこの女はヒョウ柄のレオタードを着ている!?なぜこのシチュエーションでおっ始める!?これはバカウケだった。

それも飽きて、持ってきたお菓子や飲み物を広げだした。なんせみんながくつろげる場所がベッドしかない。5人で輪になって座った。

怪しい修学旅行気分。でもとくにする事もなく普段と変わらず寝っ転がってくだらん話をしたり、ベットでボヨヨーンとトランポリンしてみたり、置いてあった「2人の思い出ノート」にテキトーにカップルできた設定の感想書いてみたり。「◯くんいつまでも一緒だよ♡」「つきあって3ヶ月の記念に来ました♡」とか。

 

ここは時間の流れが全然わからない。

外との繋がりが遮断されてるのか、窓がないからか?何時なのか?

不思議な気持ちで順番にお風呂に入ってまたゴロゴロ。

まぁ5人もいたらゴロゴロも難しい。だれかソファーに行くか互い違いに寝るか。

誰かが寝だす、寝だす寝だす‥

なんとなく流れる有線番組を聞きながら「たいしておもしろくない」と思った。

 

朝、枕元にセットしてあったアラームで目が覚めた。パンとか食べつつ制服に着替えた。

騒ぎながらもベッドや部屋を片付け、おばちゃんを呼びシャッターを開けてもらって外に出た。

景色が黄色い。徹夜したみたいな感覚。

さすがにホテル街で制服姿の5人組はよろしくないので走って逃げた。

 

夏だったけどまだなんとなく涼しい朝。

何気に真面目な私達は学校に行かなくては、と思ってた。

 

10代の頃いつも「なんか面白いことないかな」って思ってたし言ってたし聞いてた。

非日常を期待して退屈な毎日にうんざりしてた。

だからこんなくだらん事を考えついたんだけど‥その時はバカな事で非日常から抜け出したかったのかな。

 

大人になった今「何か面白いことないかな」なんて思いつかなくなった。

それはそんな事を考えるほど暇じゃなくなったのか、非日常を求める心がなくなってしまったのか、楽しいことなんて毎日あるわけないと悟ったのか。

 

子供の心がそうさせたくだらないできごと。

どんな体験でも無駄な事は1つもない。

 

とりあえず、ヒョウ柄のレオタード着たお姉さんが出てたAVタイトルが「女豹」だったこと、それを友達と鑑賞できたことは貴重な体験だったと思う。

 

ラブホ1

あれは高校1年生、好奇心まっさかり、バカまっさかりの頃。

同じクラスの女友達、総勢5人で壮大なプロジェクトを計画していた。

「ラブホテル大作戦」である。

ラブホテルといえば怪しくも秘密に満ち、バカまっさかりの高校生にはワクワクの場所だった。きっと私らだけの話だろうが。

 

決行前、私とAちゃんは下見に行った。学校帰りのため制服である。

地元のラブホ街へ潜入。

まずラブホにはマンション式と小さい建物が何軒か建っていて周りをぐるっと壁で囲んであるタイプがあった。

とりあえずマンション式に潜入した。駐車場へ入ると何台か車が駐車中。ナンバー部分は看板?的なもので隠されていた。ここまで来といてナンバーなんかどうでもいいやん、と思いつつ店内へ。

駐車場から勝手口くらいの大きさのドアから中に入る。照明は薄暗く天井からシャンデリアがぶら下がっていた。赤い絨毯。

高貴な雰囲気を醸しだいたいのだろうけど、安っぽいのは昭和のラブホの宿命か?

一応「管理人室」と書かれた窓口がありカーテンがしてある。

ロビー?で一番目に行くのは部屋を案内する点灯する大きな案内の看板。

それぞれ「○号室 休憩△円 宿泊△円」そして部屋の写真が‥これはもちろん値段によってランクが違う。点灯が消えている部屋は使用中だということ。生々しいぞ。

しかしどう考えても5人がぞろぞろとロビーで部屋を選びエレベーターに乗るのにはリスクが大きすぎる。「ザ・ラブホ」的なただ住まいにはひかれたけど‥ただの見学になった。

それでもバカまっさかりにはいい経験だった。

 

はい!つぎ!

コテージ?が寄り集まったタイプに潜入。壁に囲われているということで不思議な安心感があった。

中は車が通れるほどの通路があり、それぞれコテージとガレージが一体化した小さな建物が連なっている。建物の外観は女性客を意識したであろうピンクやパステルブルーなどかわいい雰囲気。

それが2棟くらいあって車を運転しながらぐるっと周ってコテージを選べるようだった。

ガレージのシャッターが閉まってる所は使用中。これまた生々しいぞ。

空いてるコテージを見学して見た。部屋それぞれに変な名前が出ついてある「ローズの部屋」「ジャスミンの部屋」等々。昭和臭プンプンだ。

パッと見た感じでは料金しかわからない。内装は部屋の名前で判断するのか?きっとこちらも値段相応なんだろう。

ガレージをのぞいてみる。車を駐車してシャッターを閉めるボタンがあった。なるほど。

そして小さな小さな小窓があった。従業員とのやりとりに使うのか?

そこから2階へ続く階段が‥この先がラブな部屋なんだろう。

よし、決定だ。ここなら大丈夫だ。中に入ってしまえばなんとかなるぞ!

Aちゃんと確信した。

 

次の日、メンバー全員で作戦会議を開いた。

ラブホの場所、中の様子、侵入方法など。

万が一、決めてた部屋に先客があった場合の対処法。持ってくる物(遠足状態)

とにかく全員が気軽に集まれることを考慮し、放課後に決行することが決まった。

 

長くなってしまったので、続きはまたいつか。

 

 

♪15の夜〜〜

15才の頃、夜の遅い時間に1人でバスを待っていた。

当時まだ国道沿いとはいえ、夜は街灯がポツポツとあるだけでたまに車が行き交う程度だった。

小雪がちらついていて、とにかく寒い夜だった。「早くバス、来ないかな」

すると黒いマークIIかセドリックが独特のマフラー音を響かせてバス停に止まった。

いかにもなシャコタンのヤンキー車。

「どこ行くの?」

「〇〇駅」

「何してんの?」

「バス待ってんの」当たり前じゃん!

「送って行くよ」

タダのタクシーと思えばラッキーだと思った。

シャコタン兄ちゃんはあまり背が高い感じはしなかった。

黒い髪に小さめのリーゼント。免許とったばかりなのか幼い顔をしてた。

車中は土禁だったみたいで「気にせんでー」と言ってくれた。

ダッシュボードはピンクのフワフワがひいてあって、バックミラーにはなんかジャラジャラぶらさかってた。

少しずつバス通りの街灯が増え明るくなって来た。私の嫌いなエアコンのモワッとした空気が気になりだした。

「かわいいのにあんな所で1人でいたら危ないよ」とナンパ兄ちゃんがいうベタな事を言ってきた。

「そんなことないよ」

 

その頃の私はこんな似たようなことばかりしていた。

「ご飯食べん?」

「奢ってくれるならいいよ」

 

「たこ焼き食べたい、雑誌もなんか買ってきてよ」はるばる買ってきてくれた人もいた。

 

幸いな事に嫌な思いをする事もなく、なんの事件に巻き込まれることもなく、運がよかったのか相手がいい人だったのか‥今だったら死んでたかもしれない。

 

私がそうやってフラフラ遊んでた時期、両親は離婚して私は母に引き取られ母は彼氏と楽しくやっていた。

母は彼氏に家の鍵を渡してたので、私は居場所がなくなり家に帰りたくなくなってしまってた。

 

夜に感じる自由さが好きだった。

 

駅に近づくにつれて街は明るくなってきた。

ファミレス、コンビニ、歩いてる人もわりといる。小雪はやんでいた。

「あ、ここでいい?」と車を停めてもらった。

「ねえ、名前と電話番号教えてよ」

私はいつものようにデタラメの名前と電話番号を教えた。

「ありがとう、本当にあってる?」

「うん、もちろん」

「オレ、女の子の名前と番号覚えるのが得意なんだ」

そう言ってお礼を言って別れた。

 

その後、友達と合流して遊びに行った。

「寒ーーい!」みんなでかたまりながら、騒いでいると雪が降ってきた。

何をするわけでもなく、みんなで歩きだした。「どこ行く?」

 

なんとなくさっきの兄ちゃんのモワッとしたエアコンのきいた車を思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

双極性障害

私は双極性障害という病気というか障害というか、よくわからんものをもってます。

誰でも楽しい時はテンション上がるし、悲しい時は下がる‥

私はこういうことが理由もなく起こったり何かが引き金になって、気分の上下が日常生活に支障がでるわけです。

これがまためんどくさい。

 

とにかく普通の人がスルーできることができません。いい事も悪い事も。

絵や本や音楽、映画‥いろんな事にいちいち感動して泣けてくるし感激してずっと頭の中から抜けません。

そうかと思えばニュース、ドキュメンタリー番組、人付き合い、轢かれた猫‥もろもろが怒り悲しみでいっぱいでやっぱり頭の中から抜けません。

普通の人なら時間と共に薄れたり気持ちの整理ができると思います。もしくは原動力にしたり割り切れたり。

 

だけど私は常に感情に振り回されてる感じです。このポンコツ脳ミソは「いい感じ」を保つのが苦手なようです。

とりあえず薬で気分の波を安定させて、なるべくなら感情が揺さぶられるような事はしない方がいいと医者に言われました。

「低め安定」ってやつです。この病気の人はみんなそう言われてると思います。

どうしても「やっほー!楽しい!」の後にはひどい鬱がきます。その振り幅が大きいほど状態はひどくなります。

医者も振り幅を安定させたいんです。

だから「軽い鬱の状態を保って大人しくしてれば大丈夫」ということです。

しばらく言われたとおり家でぼんやり療養してました。薬のせいもあってか気分の波がない。

楽しいこともないけど辛いこともない‥

ふと「私はなんのために生きてるんだ?このまま年くって死ぬのを待ってるだけか?」と気づいたわけです。

冗談じゃない。

医者に「こんな生活続けたくない。少しくらいキツくても楽しく生きたい」と訴え今に至るわけです。

 

今も薬は飲んで一応考えて行動するようにしてます。

でも楽しい事の後には心身共にキツくても寝込むこともしばしば。家族にも迷惑かけていて‥それを理解してくれてる家族には感謝してます。

だから、病気を理由に自分がやらなきゃならない事はやろうといつも思ってます。

でも毎日がいっぱいいっぱいで空回りしてるし、うまくいかなくて落ち込んだりキレることもよくあります。

できない事はできない、受け止められない現実。

こんな事書いてると「前向きに頑張ってる人」みたいだけど本当に暗いし嫌になるくらいマイナス思考の持ち主で、わけわからん事でキレて子供にも呆れられてます。ちゃんとした大人でない事は確かです。

 

いろいろあるけどとりあえずの目標としては「楽しい事くらいは楽しもう!」です。

意味わからんですね‥

同病の人ならわかるかな、多分。

MOROHA

最近MOROHAをよく聞いてます。

この人達との出会いは、何年か前にテレビであった「京都大作戦

大好きなバンドの「SA」が出るとのことで、録画スタンばって同時にテレビ見てました。

SA待ちしてたら「MOROHA」登場。

なんなん?この人達‥怖っ!確かに「俺のがヤバイ」よ!!!(俺のがヤバイという曲を歌っていたと後で気づいた)

一緒に見てた子供らもドン引き。

次に待ち焦がれてたSAが出て、子供が「あの人達の後じゃSAが普通に見えるね」確かに‥

 

それからしばらくたち‥これまた大好きなSAのナオキがやってるタワレコのネット配信の番組を見てたら「あ!この坊主の人!」

ゲストで出てたんです。普通に話してる!

で、MVの「Tomorrow」なんとなく見てました。

それなのに引き込まれて気づくと感涙してしまいました。

なんだやろ???不思議な人達やな。これはラップというのか?なんだ?熱いことは確かやなぁ。

 

そしてまたしばらくしてテレビ見てたらCMで、「あっ!この声は!」ナレーションはMOROHAのアフロの声でした。一瞬でわかりました。

 

私はボケてます。人の顔や声はよく思い出せないし覚えるのが苦手です。

なのになぜかMOROHAは覚えていました。

なんで?全ては京都大作戦で見た「怖っ!」の印象、それだけにつきました。

 

岡本太郎の本で「美術館に行っていろいろ絵を見る。キレイだな、上手だなと思った絵は通り過ぎた後、たいした印象は残ってない。でも何?これ?気持ち悪い、何を書いてるかわからない!といった嫌悪感でもなんでも感じていたら後からでも印象が残ってる。例えるならピカソのように」と載っていてすごく合点がききました。

絵でも音楽でもいろんな人から受け入れてもらうにはいろんな人が好きだと思ってくれないといけないでしょう。そうすると自然に普通になって当たり障りのないものになってしまう。

個性的なものは個性的であればあるほど好きだと思う人が限られてきます。そのポリシーを貫きながらたくさんの人に受け入れてもらうのは難しいと思います。

 

岡本太郎でいうピカソが私のMOROHAで、たまたま見た3分にも満たない演奏、たまたま見たMV、たまたま聞いたCMナレーション‥

聞き終えた後の記憶にずっと残ってたわけです。

ものすごい個性のおかげで。

 

こんな人達はなかなかいません。

この個性を武器にしてドンドン私みたいな人に度肝をぬいてやってほしいです。

そして私の好きなバンドも「売れたい、受け入れてもらいたい」そんな気持ちと一度聞いたら忘れない個性を両立させてほしいです。(エラそーだな)

好きなバンドが万人受けする「どこにでもいそうな普通のバンド」になってしまいませんように。常に思います。